10話にさらなる改変が加わってて吹いた。
俺が何度、何周まどかマギカを見直したと思ってやがる!!
覚えてるだけならまどかが魔女になりたくないって言った後にほむらが銃で撃つシーンに発光が加えられて明確に撃ったことになってるのと、出会う前の警告シーンでまどかの部屋に明かりがついてたところか。
それ以前にも改変があったシーンがあったがドコだったか…。
そして11話、「最後に残った道しるべ」
時間遡行者・暁美ほむら、彼女が繰り返した歴史の分だけまどかに因果の糸が収束して絡まったことでとてつもない魔力を作り出した、そこに繋がるとは思ってなかった。それによってほむらの今までの行いが全てマイナスになっている。
6話でまどかと母のやりとりであった「間違える」、それを聞いて実際に間違えたまどかは失敗した。良いことをしようと思えば思うほど悪い方向へ向かっていく。
これが魔法少女まどか☆マギカのテーマであると思う。
そしてこのほむらの行為も 良いことをしようと思えば思うほど悪い方向へ向かっている 。
さやかの葬式が行われてるシーンは見るのが辛かった。4話でのまどかがマミの部屋を訪れるシーンもだけど、ああいう演出を挟むと普段が現実からかけ離れた世界観だというのに現実味がましてくる。
まどかは本当は悲しくてしょうがないはずなのにもう泣くことも出来ない。という姿が本当に辛かった。親にも言えない。
そうしてキュゥべえとの会話。インキュベーターは遙か昔から人類と干渉してきた。歴史を動かしてきた人物もかつての魔法少女であった。という。
予告で言われていた「みんなを見守ってきて貴方はなにも感じなかったの?」これはキュゥべえにむけたセリフだったね。最初は10話を見たあとだからほむらに言ってるのかな…?って思ったけどその推察は確かにおかしかった、というかミスリードは狙ってたのかも知れないけど。
長い歴史の中でそうした契約があったからこそ人類は今の文明を持ち得ている、それがなかったら未だに裸で洞窟に暮らしていたかも知れない。
いや、さすがにそれは言い過ぎだろwwww
まあともかくインキュベーターとの契約は本当に知能と感情をもつ人類にとって必ずしも害のあるものではないらしい。でもまどかは納得がいかないよね。親しい人たちを魔法少女との契約で亡くしてしまった。
キュゥべえから言わせればそうした考え方自体が分からない、人間が家畜を堵殺するのは棚に上げているということらしい。
まあ人間は知的生命体で感情を持っている。文化があって個体差が激しくそれを認識している。だとかいう理由で正当性を主張してもおそらくそれは言い訳になるのかもね。
それにしても後半のキュゥべえとまどかのやりとりは恐怖感すら覚える。
昔からの友達であるまどか母と先生のやりとりも良かったなあ。
少女達がこの世界の理の次元を超えたレベルのやりとりをしている傍ら、見守る大人達はこの世界の理の内側でしかこの世界で起こってる事象を捕らえられてない。
なんだか解説や感想するまでもないことを語ってるなと思ってたけど、そういうことなんだろう。少女たちの会話や行動に比べてずっとまともでストレートなことしか言ってないや。
そしてほむらの自宅に訪れたまどか。
このシーンは泣いたね、ワルプルギスの夜の全容が明らかになっていって、ついにまどかも干渉せずにはいられなくなって。それをどうしても阻止したいほむらは嘘をついてしまう。
ここでついに俺が今まで疑問に思っていたことが解決した。
ほむらはまどかとは違う時間軸から来た。生きてる時間軸が違う。まどかにとってほむらは出会ったばかりの転校生なのに、ほむらにとっては大切な友達。会う度に気持ちがずれて言葉も通じない。
1話でまどかの言葉を何度も聞いたほむらは歯を食いしばってた。4話も5話もまどかに投げる言葉は苦しくてきつくて、尖っていて。ほむらにとってまどかは大切な人なのに、なんでそんな風に言ってしまうんだ。と思っていた。
おおよそ察しはついていたことは確かだけど、こうやって明確に作中でしるされるのが好きな俺にとっては本当に悲しくて辛いけど良いシーンだった。そりゃ何度も繰り返して自分はまどかと何回も会って、死んでしまう姿を何度も見てきたのにまどかはそれを知らないで何度会っても同じ言葉を投げかけてくる。
10話見たときに思ったけど、まるでゲームの世界なんだよな。同じセリフなんて聞いてられない。
その結果言葉が尖ってしまう。
まあ愚か者って言っちゃうのはちょっといただけないなぁ、まあそれがほむらとまどかの悲しみの関係を増幅させてるから良いんだけどさ。
スーパーセルによる避難勧告。ぶっちゃけ連想せざるをえなかった…。
そしてついにシルエットを露わにするワルプルギスの夜。花束かと思ったらドレスを着た魔女を逆さにした姿。これは怖い。
でネタだと思ってたミリタリー少女ほむら…。軍事力高杉ワロタ ギャグだろ
これも幾度に及ぶ戦いが産んだ結論なんだ…。
まどかとキュゥべえの最後のやりとりは実に落ち着いたものでそれがまた悲壮感を生んでる。
今までのこの二人のやりとりを追うことでまどかマギカの物語は見えてくるかもね。
それとほむらの魔女化展開は読めてた。あんなことずっと繰り返してたらいつか絶望するだろ。諦めたらその瞬間に魔女になる。だから諦めることも許されない。ほむらくらいの魔法少女が魔女になったら、それを想像するだけでももう…。
キュゥべえは本当に美味しい思いをしてるだろうね、最初はほむらの存在が不都合でしかないだろうと思ってたけどほむらの意図が見えてからの態度は変わってた気もする。
そしてついにまどか母がまどかの前に立ちはだかった。やっぱりキュゥべえと違って大人とのやりとりはストレートだなあ、ほんとに何か言及するまでもない。
でもこのシーンを見て悪い結末を過ぎった。「誰かの嘘に踊らされてねえな?」とか、良いことをしようと思えば思うほど、ということがあるから…。
ほむらは何度やってもワルプルギスの夜を倒せない。それに時間を戻せばそれだけまどかに因果の意図が、それは苦しみでもあって、募ってしまう。
ついに諦めてしまったときまどかマギカはもうダメなのかも知れないと思った。
でもまどかが現れて、嬉しかった。ほむらの魔女化が阻止されて本当に良かった。
これもやっぱり因果なのかな、最初にほむらが助けられたところに始まって、最後にまどかがほむらを助ける。
ここまでで俺の中のまどかマギカは完全体だったんだ。残り1話を残して気になるところは全部埋め尽くされた。この先どんな展開になっても納得いく状態だった。
何が一番良かったって11話と12話を連続で見れることかなあ、これ1週あけて見なくて良かった。連続だったからこそあの感動があった。
12話。まどかは本当にやってくれた
想像通りの願いを遂げたんだけど、この想像通りが良いんだよ。
キュゥべえが初めて動揺したんじゃないかな。まどかは本当にルールを変えた。
世界中の魔法少女を助けた。
マミさんと再び会話してるってのはまた新しいよな…。しかもこれどこの時間軸だよって感じがまたルールをぶち壊してる感じだわ。
おまけにノートが出てきてもう泣くわ。
おまけにまどか変身したし弓綺麗だしエフェクト凄いし世界中で倒れた少女にまどかの矢が届いてそれを助けるなんてな。
もう本当にもうだめだ。まどかさん…。
この魔女のルールがなくなった世界が今の俺達の世界なのかも知れないね。
そしてワルプルギスの夜ですら受け止めて。
無とも言える空間。
これ見た瞬間に一気に冷めたんですよwwwww
あー虚淵やっちゃったなwwwwって思った。想像してるまどかと違ったようだと思った。
とまた絶望してるときにまどかさんは出てきてくれたよ、もう本当にまどかさんは最強だった。
真まどかさんがかっこよすぎてもう超次元。
まさかここまでまどかとほむらの物語だとは思わなかった。
まどかさん神になっちゃった。
ほむらは泣いてるのにまどかは笑ってるんだもんなああ
リボン渡したシーンで不覚にもパンツ渡してる二次創作横行するだろうなって思ってました。
そしてまどかは世界を救ってまどかはまどかでなくなった…。
最後にさやかとまどかが一緒にいてくれてよかった。
さやかの最初の祈りはちゃんと恭介のバイオリンを世界中の人に聞かせたかったことなんだ。途中から自分を見失った恋する少女だったわけだ。
もう世界のだれもがまどかさんを覚えてない…。
それは母親ですら。
ぶっちゃけほむらにあのリボンの付け方にあってないから三つ編みでよかったんじゃないのかなあ。
でキュゥべえもなにが起こったのかも知らない。
そしてソウルジェムから発生する感情エネルギーをエサをあたえるように放り投げて回収する二人の姿はまさに魔法少女のソレだなあ。
文句なしの最高の最終回だった。
MagicaQuartetの皆さん本当にありがとう。感動しました。
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